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Author:表具職人
表具・表装(掛軸・修理・修復)を行っています。大阪市の表具店、春榮堂の三代目です。
表具師の仕事が少しでもお伝え出来れば幸いです。

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大型偏額の染み抜き仕立て直し その1

最初 (1) - コピー

大型の偏額の染み抜き仕立て直しです。

学校の講堂(体育館)の壁(高所)に掛けられていた偏額です。

昔ながらの偏額ですので表面にガラスやアクリルが有りません。

【碎啄同機】の【機】の下にバレーボールか何かが当たったみたいです。

上張り紙は金砂子です。張り替えと一緒に染み抜きも行います。

穴が空いている右側に1m差しを置いてますが、しかし大きいですね。

巾3m10cm 高さ85cm です。


大型偏額の染み抜き仕立て直し その2

破れ1
破れ2

大型の偏額の染み抜き仕立て直しの続きです。

本紙(作品・書)を剥がし、上張り(金砂子張り)を剥がすと、

下地(額の本体)が出てきます。

表面から見ても分かりませんでしたが、雨漏りか何かで下地が傷んでいます。

傷んだ紙を剥がして、新しい紙に張り替えます。


大型偏額の染み抜き仕立て直し その3

浮け張り

大型の偏額の染み抜き仕立て直しの続きです。

下地を直し、浮け張り【薄い手漉き和紙の四方のみに、糊を付け張る事】を行いました。

浮け張りにより、上張り【今回は金砂子紙】を張った時に下地の粗が目立ちません。

真ん中に置いているのが、3尺差し(90cm)です。やはり大きですね。

大型偏額の染み抜き仕立て直し その4

最初 (2) - コピー

大型の偏額の染み抜き仕立て直しの続きです。

本紙(作品)自体の大きさは、巾2m33cm 高さ48cmです。

全紙サイズ(70×136cm)の画仙紙2枚を継ぎ合わせています。

それぞれの裏打ち(本紙の裏に貼る和紙)時の、糊や水が影響しているのか、

染みが、くっきりと境目で出ています。

それぞれ裏打ちを剥がして、染み抜きをします。

染み抜き後、裏打ちをし継ぎ合わせて張り込みます。


大型偏額の染み抜き仕立て直し 完成

大型額完成 ブログ

大型の偏額の染み抜き仕立て直しの完成です。

上張り紙(今回は金砂子紙)を張り、本紙(作品)を染み抜きし、

裏打ち後継ぎ合わせ、張り込みました。

この機会に額縁にアクリル板を入れます。

これで物理的な損傷は、少なく成ると思います。

※光が反射するので写真撮影時は入れていません。

お陰様で無事、染み抜き仕立て直しが完成しました。

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